<テクスチャスタジオ

ハーフトーン加工ツール

[ 4 KERNELS // CANVAS 2D ]
Dotcross applied to the sample photo

シルクスクリーン製版フィルムとDTF図案の網点プレビュー

シルクスクリーン用のポジフィルム(screen print films/positives)やDTFプリントの図案を、ブラウザで検討できます。レトロな印刷表現を作るデザインツールであり、製版用RIPや色分解ソフトの代わりではありません。

  • 製版の検討:明部の小さな点や暗部のつながりを確認し、メッシュと露光条件に合う図案を考えます。
  • DTFの図案:衣服の網点パターンをプレビュー。透明背景や白インクの下地は別途準備してください。
  • スクリーン線数:Detailを下げると粗く、上げると細かい網点になります。ピクセル間隔の調整であり、LPIやDPIの数値指定ではありません。
  • 単色PNG:Dotcrossを選び、Intensityを100にしてContrastを調整すると白地に黒の網点になります。長辺1400pxまでの不透明PNGで、輪郭にはアンチエイリアスがあり、厳密な1-bitデータではありません。

RisographはCMYK分版の見た目を1枚の合成PNGに再現します。独立したC/M/Y/K版は出力しません。フィルム製版の前に、印刷業者と実寸、線数(LPI)、メッシュ、インクの条件を製版ソフトで確認してください。

ハーフトーン(網点)の仕組み

ハーフトーンは、一定の間隔に大きさの異なる点を置いて連続階調を再現する技法です。印刷機は「インク 40%」を刷ることはできず、面積の 40% を覆う網点を刷ります。残りは目が補います。網点テクスチャを写真に乗算しているだけのツールは要点を外しています。網点は局所的な濃さに応じて大きくなったり小さくなったりしなければなりません。

Dotcross がこのページの主フィルターで、大きさだけでなく標そのものを変えます。濃度が 31% 未満なら階調に応じた半径の円を描き、それを超えると十字に切り替わって腕の長さと線幅が増していきます。Bayer 行列が濃度の読み取りをわずかに揺らし、標が目に見えるモアレ格子に整列するのを防ぎます。

Risograph(孔版印刷) も同じページに入れています。フルカラーの場合を示すためです。画像を CMYK に分版し、各版がそれぞれの角度(およそ +15.5 度、-15.5 度、0 度、44.7 度)のハーフトーンスクリーンを持ち、意図的な見当ずれを伴って暖色の紙色に刷られます。この角度差こそが、実際の 4 色印刷でモアレが出ない理由です。

フィルター標向いている用途
Dotcross円から十字へのランプエディトリアル、ポスター、高コントラスト
Stipple半径可変のドットやわらかい階調、ポートレート
RisographCMYK スクリーン 4 角度フルカラー印刷の質感
Crossmarksベクターの十字フィールドテクニカル、図解風

detail を下げると粗いスクリーンになり、網点が大きくグラフィックになります。上げると細かいスクリーンになり、写真に近づきます。すべて Canvas 2D でローカルに描画され、PNG(長辺 1400px まで)として書き出せます。ポスターやTシャツプリントのグラフィック図案作成にも適しています。

> 作例

同じイラストを、このページのフィルターの初期設定で処理した結果です。上のツールと同じエンジンで実際に描画しており、イメージ図ではありません。

風になびく草原の斜面を歩く、笠をかぶった二人の旅人のイラスト(フィルター適用前の元画像)
元画像フィルターなし
風になびく草原の斜面を歩く、笠をかぶった二人の旅人のイラストに Dotcross フィルターを適用 — 暗部で円から十字に変わる網点
Dotcross暗部で円から十字に変わる網点
風になびく草原の斜面を歩く、笠をかぶった二人の旅人のイラストに Stipple フィルターを適用 — 半径の変わる点描ドット
Stipple半径の変わる点描ドット
風になびく草原の斜面を歩く、笠をかぶった二人の旅人のイラストに Risograph フィルターを適用 — 暖色の紙に版ずれした CMYK の網点
Risograph暖色の紙に版ずれした CMYK の網点
背の高い緑の草の中を歩く、笠をかぶった二人の旅人のクローズアップ(フィルター適用前の元画像)
元画像フィルターなし
背の高い緑の草の中を歩く、笠をかぶった二人の旅人のクローズアップに Dotcross フィルターを適用 — 暗部で円から十字に変わる網点
Dotcross暗部で円から十字に変わる網点
背の高い緑の草の中を歩く、笠をかぶった二人の旅人のクローズアップに Stipple フィルターを適用 — 半径の変わる点描ドット
Stipple半径の変わる点描ドット
背の高い緑の草の中を歩く、笠をかぶった二人の旅人のクローズアップに Risograph フィルターを適用 — 暖色の紙に版ずれした CMYK の網点
Risograph暖色の紙に版ずれした CMYK の網点

> よくある質問

シルクスクリーンのポジフィルムやDTF用データを直接作れますか?
図案のプレビューに使えますが、そのまま露光できる製版データではありません。長辺1400pxまでの不透明PNGで、透明背景やDTFの白インク版はありません。実寸、LPI、メッシュ、インクの条件を分版ソフトやRIPで確認してください。
スクリーン線数をLPIで指定できますか?
できません。Detailは画像内のピクセル間隔を調整します。下げると粗く、上げると細かい網点になります。実際の線数は印刷サイズにも依存するため、製版ソフトでLPIと出力DPIを設定してください。
高コントラストの単色網点を書き出すには?
Dotcrossを選び、Intensityを100にしてContrastを調整すると白地に黒の網点PNGを保存できます。輪郭にアンチエイリアスがあるため、厳密な1-bitデータではありません。Risographは合成カラーPNGであり、独立したCMYK版は出力しません。
ハーフトーン(網点)とは何ですか?
ハーフトーンは、規則的な間隔に大きさの異なる標を配置して連続階調の画像を再現する技法です。印刷機はインクを「置く」か「置かない」かしかできないため、各網点が覆う面積で階調を疑似的に表現します。
なぜ CMYK のハーフトーンスクリーンは角度を変えるのですか?
すべての版が同じスクリーン角度だと、4 つの網点格子が重なって強いモアレが出ます。各版をおよそ 15 度ずつずらし、イエローを 0 度に置くことで、重なりがモアレではなく細かいロゼットになります。
このハーフトーンツールは無料ですか?
無料で、アカウントも不要です。画像はブラウザ内の Canvas 2D で処理され、ウォーターマークなしのPNG(長辺 1400px まで)として書き出されます。
もっと大きくグラフィックな網点にするには?
detail を下げてください。スクリーンの間隔が広がり、標ひとつあたりの面積が増えて、写真よりも印刷物に近い見え方になります。
Dotcross と Stipple の違いは?
Stipple は点の半径だけを変えます。Dotcross は標そのものを切り替え、明るい領域では円、濃度がしきい値を超えると十字を描くため、シャドウ側のディテールがよく残ります。

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