ピクセルソートは、1 行(または 1 列)の中のピクセルを輝度順に並べ替える処理です。ただし並べ替えるのは、しきい値を超えたピクセルだけ。しきい値より暗い部分はそのまま残ります。伸びた色の帯と、そのすぐ隣に残る鋭いピクセルとのコントラストこそが効果の本体で、行全体をソートしてしまうと単なるグラデーションになります。
このツールは 3 段階で処理します。まず各ピクセルを輝度値に変換し、その際にコントラスト設定を適用します。つまりコントラストのスライダーは「どのピクセルが対象になるか」を決めています。次に各行を走査し、しきい値を超えた連続区間を収集します。区間ごとに暗い順から明るい順へ並べ替えて元の位置に書き戻します。区間の長さは行長の 45% を上限としています。上限を設けないと、写真が一本の帯に潰れて情報が失われるためです。
| スライダー | 制御する対象 | 実用域 |
|---|---|---|
| Detail | しきい値そのもの | 20–40 で細い筋、60–80 で強い溶け |
| Intensity | 元画像とのブレンド率 | 100 で純粋なソート、50–70 で被写体を残す |
| Contrast | 判定前の輝度カーブ | 平坦で均一な光の写真では上げる |
方向はスライダーではなく別フィルターとして用意しています。Pixel Sort は行方向で、風やスピードとして読めます。Pixel Sort V は列方向で、雨や滴る絵の具、溶けていく質感として読めます。CRT スキャンライン も同じページで使えます。重ねると相性が良く、先にソートしてからスキャンラインを画面のように上に乗せる使い方ができます。
すべての処理はブラウザ内の Canvas 2D バッファで完結します。画像がアップロードされることはなく、書き出す PNG はドロップした解像度のまま(長辺 1400px まで)です。